投稿した感想とあらすじ
Xに投稿した読書感想文をまとめました。
アカウントはこちら。https://x.com/momoji_212
遠慮深いうたた寝
#エッセイ
作家の日常が垣間見られる、10年ぶりの文庫エッセイ集!
どのエッセイも結局は
文学のない世界では生きられない
ことを告白している――小川洋子
日々の出来事、思い出、創作、手芸、ミュージカル……
温かな眼で日常を掬い取り、物語の向こう側を描く。
2012年から現在まで続く「神戸新聞」好評連載エッセイ「遠慮深いうたた寝」を中心に、約10年間に発表されたエッセイの中から厳選し、「手芸と始球式」「物語の向こう側」「読書と本と」の4章で構成する珠玉のエッセイ集。
小川さんのエッセイは自分に馴染む感じがあるから好き。
「どのエッセイも結局は文学のない世界では生きられない、ということを告白しています。(p291)」
そんなところが似通っているからかも。
タイトル通り犬に関する『ラブの毛』の話が特に印象に残っている。
https://x.com/momoji_212/status/2085386900806959276
カフェーの帰り道
#小説
【第174回直木賞受賞作】
東京・上野の片隅にある、あまり流行(はや)っていない「カフェー西行」。食堂や喫茶も兼ねた近隣住民の憩いの場には、客をもてなす個性豊かな女給がいた。竹久夢二風の化粧で注目を集めるタイ子、小説修業が上手くいかず焦るセイ、嘘つきだが面倒見のいい美登里を、大胆な嘘で驚かせる年上の新米・園子。彼女たちは「西行」で朗らかに働き、それぞれの道を見つけて去って行ったが……。大正から昭和にかけ、女給として働いた“百年前のわたしたちの物語”。
大正から昭和の、とあるカフェーで働く女性たちの物語。
髷や煙草などに関する知らなかった固有名詞が出てくるのが新鮮で楽しい。
ひたすら温かい内容が続くのかと思いきや、戦争が始まってついうるっと来ることも…。
それでも何やら前向きな気持ちになって読み終えられた。
https://x.com/momoji_212/status/2089743818153459749
カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」
#新書
【どこにでもある「インドカレー店」からみる移民社会】
いまや日本のいたるところで見かけるようになった、格安インドカレー店。
そのほとんどがネパール人経営なのはなぜか?
どの店もバターチキンカレー、ナン、タンドリーチキンといったメニューがコピペのように並ぶのはどうしてか?
「インネパ」とも呼ばれるこれらの店は、どんな経緯で日本全国に増殖していったのか……その謎を追ううちに見えてきたのは、日本の外国人行政の盲点を突く移民たちのしたたかさと、海外出稼ぎが主要産業になっている国ならではの悲哀だった。
おいしさのなかの真実に迫るノンフィクション。
私が住む田舎でも何軒か存在する「インネパ」。
カレー&ナンの定番メニューが現地料理でないのにまず驚く。
後半の、日本へ移り住むことによる故郷や家族の問題には唸ってしまった。
あの安さに喜んではいけなかったのか?いやしかし安さで集客している面もあるわけで…うーん。
– – – – –
色々な問題があるなと思いつつも、それはそれとしてインネパのカレー屋さんに行きたくなった。
https://x.com/momoji_212/status/2093729777614192935
