読書感想文

その他

【感想】いいだ、なむ『ゲームさんぽ 専門家と歩くゲームの世界』

各分野の専門家ゲストと共にゲーム世界を独自の視点から楽しむ、ゲーム実況シリーズ「ゲームさんぽ」。そのシリーズが始まった経緯からゲームで遊ぶことの意義まで深く語られる。ゲームについて多面的な角度から考える本。
その他

【感想】三宅香帆『「好き」を言語化する技術』

書評家として活躍するかたわらでアイドルや宝塚を推している著者が、推しに関する言語化で悩んでいる人に向けて書いた文章術の本。自分の素直な感情をオリジナリティのある感想に昇華させる工夫などについて、具体的に語られている。
小説

【感想】夕木春央『方舟』【後半ネタバレ注意】

地下建築「方舟」に閉じ込められた10人の男女。約1週間で水没してしまう危機的状況を打破するには、取り残される覚悟を持って仕掛けを作動させる生贄役が必要だった。そんな中で殺人事件まで起きてしまい…。
エッセイ

【感想】岡崎雅子『寝ても覚めてもアザラシ救助隊』

日本唯一のアザラシ保護施設「オホーツクとっかりセンター」で働く著者が、そこで行われている保護活動や、アザラシの生態などを紹介する本。保護の実情が知れる他、人間との共生の課題や環境問題について考えるきっかけにもなる。
その他

【感想】クライブ・ウィン『イヌはなぜ愛してくれるのか』

動物心理学の教授でイヌ研究の第一人者でもある著者が、イヌについて研究してきた内容を、最新の知見も踏まえて紹介する本。科学的に証明することが難しかったイヌの「愛」のメカニズムを、様々な実験結果などに基づき解明していく。
小説

【感想】呉勝浩『爆弾』【後半ネタバレ注意】

傷害事件で連行された男の唐突な爆発予告。男の目的は何か、警察は爆発を止められるのか。取調室内から事件を動かす男の話術にハマった時、自分の心の中に見えてくるものの正体とは…?群像劇の形で展開するミステリー。
その他

【感想】アシュリー・ウォード『ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ』

動物行動学の教授である著者が、動物たちの社会的行動を研究してわかったこと、まだ不思議に感じていることなどを紹介する本。哺乳類はもちろん、魚、鳥、昆虫などの幅広い生き物について、ユーモアを交えながら語られている。
ビジネス書

【感想】山崎元『経済評論家の父から息子への手紙』

余命3か月を宣告された経済評論家の著者が、お金や働き方、ひいては人生についてどう考えていくべきかをアドバイスの形で語る本。息子が大学に入学した際に、実際に送られた手紙を元にした内容なので、若い人向け。
その他

【感想】パトリシア・B・マコーネル『犬と会話する方法』

ドッグトレーナーで動物行動学者でもある著者が、犬の訓練経験などを踏まえて、犬の行動はもちろん人間や類人猿などの行動についても語っている本。犬とお互い幸せな家庭生活を送るため、人間はどう行動すれば良いのかを考える。
小説

【感想】アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件<上・下>』【ネタバレ注意】

大人気シリーズの新作『カササギ殺人事件』。屋敷内で命を落とした家政婦は、本当に事故死だったのか?不穏な空気が漂う中、更なる事件が発生して…。そんなミステリー小説の原稿を編集者が読み始めるところから、物語は始まる。