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【感想】夕木春央『方舟』【後半ネタバレ注意】

地下建築「方舟」に閉じ込められた10人の男女。約1週間で水没してしまう危機的状況を打破するには、取り残される覚悟を持って仕掛けを作動させる生贄役が必要だった。そんな中で殺人事件まで起きてしまい…。
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【感想】呉勝浩『爆弾』【後半ネタバレ注意】

傷害事件で連行された男の唐突な爆発予告。男の目的は何か、警察は爆発を止められるのか。取調室内から事件を動かす男の話術にハマった時、自分の心の中に見えてくるものの正体とは…?群像劇の形で展開するミステリー。
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【感想】アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件<上・下>』【ネタバレ注意】

大人気シリーズの新作『カササギ殺人事件』。屋敷内で命を落とした家政婦は、本当に事故死だったのか?不穏な空気が漂う中、更なる事件が発生して…。そんなミステリー小説の原稿を編集者が読み始めるところから、物語は始まる。
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【感想】吉本ばなな『ミトンとふびん』

離婚や死別などの喪失の悲しみを抱えながらも、主に旅先で自分らしい小さな幸せを見つける物語を集めた短編集。金沢、台北、ヘルシンキ、ローマ、八丈島と、いつもと違う場所だからこそ見つかるものもある。装丁の美しさも魅力。
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【感想】小川哲『君が手にするはずだった黄金について』

著者自身を主人公に据えた、6編の連作短編集。承認欲求をテーマとした表題作をはじめ、様々な出来事が小説家の目線から描かれていく。主人公の思考に触れている内に、視野が少し広がるような感覚を持てる読後感。
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【感想】浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』【後半ネタバレ注意】

新卒採用の最終選考となるグループディスカッションで起きた事件。仲間だったはずの6人が内定という一つの席を争うことになり、更に不審な告発文が発見されて…。登場人物の切実な思いに心が揺れ動く青春ミステリー。