エッセイ

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【感想】岡崎雅子『寝ても覚めてもアザラシ救助隊』

日本唯一のアザラシ保護施設「オホーツクとっかりセンター」で働く著者が、そこで行われている保護活動や、アザラシの生態などを紹介する本。保護の実情が知れる他、人間との共生の課題や環境問題について考えるきっかけにもなる。
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【感想】クァク・ミンジ『私の「結婚」について勝手に語らないでください。』

韓国で非婚ライフ可視化ポッドキャストの番組を始めた著者が、その番組と同様に非婚主義者の日常を語るエッセイ。非婚者に限らず、社会の中では風当たりの強い生き方をする人に対してのエールも込められていると感じた。
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【感想】北田瑞絵『inubot回覧板』

和歌山県の農家で暮らす著者が、家族として共に過ごしている犬についての文章を綴ったフォトエッセイ。いつかの別れがあるからこそ、何気ない日常全てを覚えておきたいと願いながら、等身大の犬を愛する温かさ。
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【感想】ハン・ジョンウォン『詩と散策』

韓国の詩人である著者が、他人の詩を読んだり散策したりする中で感じたことを綴ったエッセイ集。静謐な雰囲気の中には多くの共感があった。優しさや希望といった温かみも感じられる、素敵な作品。